メンテナンス・整備

水没車修復の手順

水害車修復の手順

明らかに地球温暖化の影響でしょう。たびたび発生する局地的な集中豪雨などにより、被害を受けて水没の憂き目に遭う自動車が増えています。タイトルとは相反することを冒頭から申し上げますが、水害車は修理せずに乗り換えるべきです。修理して乗り続ける行為は、使用者にとって、そして修理する側にとってもリスクが大き過ぎます。

使用者にとってのリスクとは、時が経過してから突発的に、致命的な不具合が発生する懸念です。それは、自動車の配線の隙間を水分が浸透して行く毛細管現象があるからです。配線の束であるワイヤーハーネス内部の水分を完全に除去できていなければ、水が粘着力を発揮して、やがては接続先の電装品まで這い上がって行き、コンピューターを含む電装品をトラブルに巻き込みます。修理内容が万全でなければ、まるで時限爆弾を抱えているようなものです。

次に修理する側のリスクです。より良い仕事をしようとすればする程に、工賃に対するコストパフォーマンスが悪化します。修理を実行するのは蛮勇です。しかしこの災害列島日本で、自動車整備を生業としている者が、人様のために何ができるのかと想いを巡らしたとき、移動性・機動力に大いなる優位点を持つ自動車を通じて、被災地の人々の暮らしを少しは守れることが解ります。自動車は人の役に立つのです。そんな自動車を1台でも多く救済、再生することが自動車整備士の使命です。被災した方々の、生きる希望の一翼とするために。

そんな不運をかこった車両を、その被災地で、やむにやまれず必要に迫られて修理し復元することを車両のユーザーに切望された場合の【早く・安く・確実&親身】に修復するためのプロトコル(定められた手順)を、修理を含むその後の対応を承る立場の目線で、記載します。

水没車の悲運

被害を受けた時点から、たとえ新車購入からの保証期間中であっても、即座に新車保証の打ち切りとなってしまう不運が訪れます。「保証」とは、製造したメーカーが、「ある一定の期間、その製品の品質を請け負う」ことです。

この保証制度は、一般保証と特別保証に部品ごとに分類されています。一般保証が新車登録から3年6万キロ、特別保証については5年10万キロが故障の発生した場合に無償修理の対象となる、「ある一定の期間」です。

保証規定には、「地震、台風、水害などの天災、事故及び火災に起因する不具合に対しては、保証修理はしない。」ことが謳われています。水害車はこの条項が該当するのです。



水害、冠水、浸水、水没?

水害車、冠水車、浸水車、水没車と様々な表現がありますが、どう違うのでしょうか。それとも同じなのでしょうか?やさしい言葉に置き換えることで、このあとの文章の表現も、その解釈が分かりやすくなります。

冠水

冠水とは、農作物や田畑が水浸しになることが元々の意味でした。今ではその範囲に、道路が加えられています。

浸水

次に浸水は、家・ガレージ・車が水につかることです。もうお分かりでしょう。まず冠水と浸水の違いは、水によって被害をこうむるその対象です。

水没

そして水没は、地上にあったものの水位が上がって、水中に沈んで姿を隠してしまった状態を表現します。対象と状態の違いは、言葉にたとえれば名詞と形容詞ほどの違いになります。

水害

最後に水害とは、言葉を分解すると、水がもたらす災害で一個人と社会全体の被害を包括した言葉です。ですからこの場では、以降は「水害車」で統一します。

水害車 重要注意事項

被害車両引き上げのために現地に到着したら、まずバッテリーを取り外すことを試みます。そして修理が完了するまで、絶対にスタータを回してはいけませんエンジン内部に水を吸い込んでいたら、ウォーターロックでエンジンが内部破損する恐れがあります。

当然のことながら、水害車の引き上げはできるだけ早期が望ましいです。自力走行はNGです。搬送はレッカー車または積載車を用います。

整備工場に到着したら、ただちにスパークプラグを取り外し、エンジン内部に水が浸入している場合は、ドレンボルトを取り外して水を抜きます。そしてウォータハンマの有無を確認します。次にエンジンにオイルを給油して、錆発生等による修理費用の拡大防止に努めます。たとえ水害車であろうとも、気配りを忘れてはいけません。

水害の種類

1.急激に水が増して、すぐに引いた状況
2.徐々に水が増して、何日か車両が水没した状況
3.濁流に流されて何日か車両が水没した状況

その結果として、水没の度合いは次の3種類に大別することができます。
1.全水没
2.インパネ下部までの水没
3.フロアーまでの水没

全水没の修復の手順

外回り及び車内の排水、洗浄、清掃

(1)ボディのドレーンホールグロメットを取り外し、室内の汚水を排水します。
(2)社内外のボルトオンによる取り付け部品は全て取り外して、車体を丸裸に近い状態にします。その内訳は、前後シート、インパネ、メーター、フロアーマット類、ルーフライニング、ヘッドライト、テールライト、ウィンカー、ライセンスライトです。
(3)裸にできたら、真水で室内の泥等の付着を完全無欠の心意気で除去します。真水での洗浄は、ワイヤーハーネス、カプラも含みます。
(4)車体外面と下回りの洗浄です。スチーム洗浄機で実施後エアブローします。このときに、マフラーのテールパイプの泥詰まりの有無を充分目視でチェックして、以後の作業の指針とします。
(5)取り外した部品の水洗いと乾燥です。シート類はスポンジが完全に水を吸っているので、再使用するのであれば、乾燥室がのどから手が出るほど欲しいです。

エンジンルーム内の排水、洗浄、清掃

(1)スチーム洗浄機でエンジンルームの泥を完全に除去します。そして工場到着直後に取り外したエンジンのドレンボルトに加えて、ミッションもドレンボルトを取り外し、水を抜きます。
(2)エンジンのタイミングベルト(或いはチェーン)カバーを取り外し、内部の泥を除去します。特に下部のクランクシャフト周りに、泥の付着が多量であることが予測されるので、現状把握に最新の注意を払います。
(3)エンジンルームのワイヤーハーネス・カプラの洗浄です。カプラを外して泥をエアブローします。

全水没とインパネ下部まで水没の共通手順

1.「急激に水が増してすぐに引いた状況」、
2.「徐々に水が増して何日か車両が水没した状況」、
3.「濁流に流されて何日か車両が水没した状況」
の共通手順、つまり、フロアーまでの水没のみ、部品が受けたダメージの判断基準が違うということです。

該当する●印はベターな判断です。良く見て調べてベストな判断へ進むために、分解清掃から交換へ移行することもあります。この一覧表は、何でも闇雲に交換することを戒めるためのものです。この状況だからこそ、サスナビリティ (持続可能性)を求めたいのです。右側の列に「フロアーまでの水没」の場合の判断基準を付け加えています。分解とは、部品内部の点検、清掃、組み立てのことです。

【フロアーまで水没】

部品グループ 点検対象部品 全水没の場合 フロアーまで水没

交換

分解

清掃

交換

分解

清掃

エンジン エンジンASSY

スロットルボディ

スロットルポジションセンサ

エンジンワイヤーハーネス

インテークマニホールド

EGRバルブ

スパークプラグ

オルタネータ

スタータモータ

タイミングベルト

ウォータポンプ

オイルフィルター

エンジンオイル

ラジエータ液

整備完了までスタータを回してはいけません。エンジン始動可能になったら、エンジン内部のフラッシング洗浄を2行程実施します。エンジンのならし運転は30分以上行い、この間エンジン回転は3,000回転以上上げないでください。錆発生箇所には防錆処理を行います。

【フロアーまで水没】

部品グループ 点検対象部品 全水没の場合 フロアーまで水没

交換

分解

清掃

交換

分解

清掃

トランス
ミッション
ATミッション

トルクコンバータ

スピードセンサ

セレクトレバー

セレクトワイヤー

ミッションオイル

エンジンと同様に、内部のフラッシング洗浄を実施します。ATミッションは、内部の油圧を点検後、処置方法を決定します。

【フロアーまで水没】

部品グループ 点検対象部品 全水没の場合 フロアーまで水没

交換

分解

清掃

交換

分解

清掃

電装・吸排気 エアクリーナー

エキゾーストパイプ

エキゾーストサイレンサー

フューエルタンク

フューエルストレーナー

フューエルポンプ

フューエルパイプ

ラジエータ

クーリングファンモータ

バッテリー

電装ワイヤーハーネス

ヘッドライト

ターンシグナルライト

テールライト

ライセンスライト

ホーン

ワイパーモーター

ヒューズボックス

リレーボックス

コンビネーションスイッチ

ステアリングスイッチ

ワイパースイッチ

コンビネーションメーター

ナビゲーションシステム

スピーカー

各ECU

オートエアコンコントロールユニット

SRSケーブルリール

SRSワイヤーハーネス

ヒーターブロアモーター

配線カプラ部には全て防錆処理が必要です。各ECU (コンピュータ) は水没したものは交換がベストです。しかし機能しているものは、予算も考慮に入れて、「真水で洗浄して乾燥させる」荒業が有効な場合もあります。洗浄にパーツクリーナー等を使用してはいけません。あくまでも使用するのは真水です。

【フロアーまで水没】

部品グループ 点検対象部品 全水没の場合 フロアーまで水没

交換

分解

清掃

交換

分解

清掃

ステアリング
サスペンション
ステアリングギヤボックス

EPSギヤボックス

パワステオイル

ホイールベアリング

ドライブシャフト

ブレーキ ブレーキキャリパー

ブレーキホイールシリンダ

ブレーキディスク

ブレーキドラム

ブレーキパッド

ブレーキシュー

ブレーキマスターシリンダー

マスターパワー

ABSモジュレーター

ホイールセンサ

ブレーキペダルスイッチ

パーキングブレーキワイヤ

ブレーキオイル

各ブーツ内とグリス部、ブレーキマスターパワー内への水侵入の有無の点検が必要です。EPS(電動パワステ)は、水没したら交換です。

フロアーまで水没

部品グループ 点検対象部品 全水没の場合 フロアーまで水没

交換

分解

清掃

交換

分解

清掃

車体 パワーウィンドレギュレータ

ドアロック

エアコンコンプレッサー

コンデンサ

コンデンサーファンモータ

エアコンクーリングユニット
艤装 フロアーマット

インストルメントパネル

ドアライニング

シートベルト

電動ドアミラー

ハイブリッド車が水害に遭遇したら

絶縁手袋や絶縁靴を着用して、充分な感電防止対策を講じることが重要です。高電圧部位が損傷を受けて、端子接続部や配線が露出している場合は、絶対に触れてはいけません。また露出部分が車両や人体に接触しないよう細心の注意を払います。

まず、高電圧の遮断です。高電圧回路は、12Vのイグニッション・スイッチ回路に連動しています。イグニッション・スイッチをOFFにすることによって、高電圧回路は遮断することができます。

ボンネットを開けて、12V バッテリーの接続を外します。車体の損傷で通常通りボンネットが開放できないときは、バールなどでこじ開けるしかありません。12Vバッテリーから、マイナス端子側のケーブルを外します。その後、プラス端子を外しますが、ここと連結しているターミナルボックスは、高電圧回路であるDC-DCコンバータケーブルの連結先になっているので、接続を切る必要があります。12Vバッテリーの接続を外した後も、コンピュータのコンデンサ等に蓄えられた電荷の放電に約5 分間を要します。そのことを考慮にいれた行動が必要です。

まとめ

水害車両の再生は、やると決めたらすぐにスタートが、重要ポイントです。「待てば海路の日和あり」ではなく「思い立ったが吉日」です。時が過ぎ行くほどに、車両のダメージは増長し、被災から立ち上がることが困難になって行きます。

水害車を再生することには、修理する側にも、覚悟がいります。どんな局面でも、覚悟があるとなしでは、導く未来は大きな違いが生まれます。それは全ての電装部品を交換しない限り、後遺症が残るリスクを含んでいるからです。この不安から飛び立つためには、再生後の定期的なメンテナンスを怠らないことが不可欠です。

タイヤのメンテナンスについて

タイヤにもメンテナンスが必要です。大抵の場合、スタットレスに交換する時期ぐらいしかタイヤを点検することがないという方がほとんどではないでしょうか。タイヤは車の走行に直に関係する大事なパーツの1つです。なので、普段からしっかりとタイヤのメンテナンスも必要です。とはいえ実際のところ、タイヤのメンテナンス自体はそれほど大変ではありません。日頃からの点検が主なメンテナンスとなります。

タイヤの主なメンテナンス

タイヤの主なメンテナンスについて。

・タイヤの溝の点検
・タイヤ自体のビビ割れの点検
・タイヤ自体の変形・偏摩耗の点検
・空気圧の点検

「タイヤの溝の点検」
タイヤ溝
ブリジストンホームページより
参考:http://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/performance/02.html

タイヤの溝がしっかりあるかを目視や測定ゲージを使用して点検します。毎日必要な点検ではないですが、定期的にタイヤの溝を確認するぐらいで良いでしょう。全てのタイヤにはスリップサインと呼ばれるタイヤの交換目安となるサインがついています。このサインが現れてきたら、そろそろタイヤの交換のサインです。

タイヤの溝が少なくなってくると、雨の日の濡れた路面での走行時にスリップしやすくなるなど悪影響が出てきます。タイヤの溝を点検する際に、見逃しがちなのがタイヤの内側です。目視で点検した時にタイヤの外側の溝はしっかりあるのにも関わらず、タイヤの内側の溝が無くなってしまうという事も発生します。

そのような場合、内側の溝が無くなっている事に気がつかないなんて事もありえます。ですので、できれば内側も目視で確認し、手で触れるなどして確認することをおすすめします。もし、前後左右ののタイヤの摩耗の仕方が違う場合、ローテーションをする事で前後左右均等にタイヤを使い切る事ができます。

「タイヤ自体のヒビ割れの点検」
キズ・偏摩耗
ダンロップホームページより
参考:http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/tyrecheck/check.html

タイヤは主にゴムでできています。輪ゴムなど時間が経つと硬くなりビビ割れてボロボロになってしまいますよね。タイヤもそれと同じように時間が経つとひび割れが生じてきます。なので、普段からタイヤの表面や溝の中のひび割れがないかの点検も必要です。ヒビ割れが進行すると、走行中に最悪の場合バーストする恐れがあるので、できるだけ早めの交換が必要になります。

「タイヤ自体の変形・キズ・偏摩耗の点検」
ヒビ割れ
ダンロップホームページより
参考:http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/tyrecheck/check.html

タイヤのヒビ割れを確認すると同時に、タイヤ自体の変形、キズ、偏摩耗の点検もします。タイヤ自体の変形というのは、タイヤの横側が変に盛り上がっていていたりする状態です。その原因はタイヤの内部にコードやワイヤーがあるのですが、それらが内部で切れて、その部分が変形し盛り上がってしまいます。その場合、タイヤのパンクのように修理が不可能なのですぐに交換が必要になります。また、タイヤの横側にキズがある場合も修復が不可能なので、キズの度合いによっては交換が必要になる場合もあります。

タイヤの内側はタイヤを外すなどしなければ確認ができません。ですので、内側のキズや変形に気がつかない事がよくあります。なので、ノーマルタイヤからスタットレスに交換などタイヤを外す機会やオイル交換などで車を下から確認できる機会の時に点検しておきます。

タイヤの変摩耗とは、タイヤの溝の減り方が通常の減り方と異なっている状態です。理想的なタイヤの減り方は、タイヤの前後左右が均等に減るのが理想的といえます。ですが、運転の仕方、空気圧、車のアライメントなどが原因で理想通りにタイヤが減らない場合もあります。明らかに前後左右のタイヤの減り方がおかしい場合は、車の足回りなどに異常があるというサインです。その場合は、タイヤショップや整備工場の方に相談します。

「空気圧の点検」
もっとも基本的なタイヤのメンテナンスです。上記でもお伝えしていますが、空気圧が適正でない場合タイヤの変摩耗が起こるなど、多少ですが燃費にも影響が及ぼす場合があります。なので、タイヤの空気圧は定期的に点検します。例えば、ガソリンを入れる時に一緒に点検するなどが一般的です。

車の適正の空気圧を知るには、運転席側のドア付近、外国の車種などはガソリンの給油口の蓋の裏にステッカーが貼ってあります。または、取り扱い説明書でも確認できます。



タイヤの保管方法について

タイヤの保管方法についてですが、よく軒下などに袋に入れて保管している方を見かけます。保管のスペースなどの問題もあるかと思うので仕方がない場合もあるかと思いますが、軒下など屋外での保管はいくら袋に入れていてもあまりおすすめできません。雨や直射日光などによって、タイヤのヒビ割れなどの原因になってしまいます。できる事なら室内での保管が良いです。

その他に、タイヤを保管する時にタイヤワックスなどを塗って保管する方もおられますが、実はそれもタイヤのヒビ割れの原因になります。基本的に、ゴム類は油と相性がよくありません。保管するときは泥汚れやタイヤワックスは拭き取ってから保管するのが望ましいです。

まとめ

タイヤは車の走行に直に関係する部品なので、普段から定期的に点検する必要があります。特に、高速道路や山道などを走行する前には必ず空気圧、溝の有無、キズや変形、ナットの増し締めなどの点検が必要です。車の走行中にタイヤがパンクなどが起こった場合、大変危険です。近くのガソリンスタンドや修理工場に診てもらうのが良いでしょう。

エンジンのメンテナンス

エンンジンオイルの交換は、車の基本のメンテナンスの1つです。ご存知の方はしっかりオイル交換を定期的にされているかと思います。

しかし、中には全くオイル交換をしないと言う方もいらっしゃるのでは?車について詳しくない方にとっては、どうしてもエンジンオイルは見えない部分ですので、見逃してしまいがちな部分かもしれません。

ですが、エンジンオイルの交換は、車のメンテナンスの中でも極めて重要な部分です。全く交換しないでいると、車のエンジン本体や燃費などにも悪影響を与える事になってしまいます。

ですので、オイル交換についての知識を最低限でもいいので学んで定期的にオイルのメンテナンスをする事をおすすめします。

エンジンオイルの交換目安

oil
トヨタホームページより
参考:http://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/oilfilter/

大体のエンジンオイルの交換目安については、車の説明書に記載されています。

一般的な交換目安は、
•ガソリン車 15000㎞ または、1年 
•ガソリン車(ターボ付き) 5000㎞、または6ヶ月
•ディーゼル車 5000㎞〜20000㎞、または半年~1年

シビアコンディションの一般的な交換目安は、
•ガソリン車 7500㎞、または6ヶ月
•ガソリン車(ターボ付き) 2500㎞、または3ヶ月
•ディーゼル車 2500㎞〜10000㎞、または3ヶ月〜1年
※シビアコンディションとは、悪路や長距離の運転、山道走行などを走行する場合です。

となっています。

上記の交換目安はあくまでもメーカーの目安ですので、実際の車の使用頻度、走行距離、車種により変わります。実際の所、多くの整備工場は車種に関わらず大体「5000㎞、または6ヶ月」の頻度での交換をオススメしているお店がほとんどです。

オイルの交換頻度は、早くても全く問題ありません。むしろ、交換目安よりも早く交換している方が車にはいいと言えます。特に古い年式や走行距離が多い車種は、早めに交換する方がいいと言われています。

その理由としては、車が古くなるに連れて他の部品も古くなり新車時よりも機能が全体的に低下します、それによってエンジン内部にゴミがたまりやすくなるなどの事が起こるからです。

車を大事にしている方の中には、3000㎞、または3ヶ月でキッチリオイル交換をしている方もおられます。



オイルフィルターの交換目安

oilfilter
トヨタホームページより
参考:http://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/oilfilter/

エンジンオイルを交換する際に同時にオイルフィルターの交換もする必要があります。お店などでオイル交換をお願いした時に、聞かれた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

オイルフィルターは、エンジンオイルをろ過し汚れを取り除く為のフィルターです。オイルエレメントとも言われます。運転を繰り返していると次第にエンジンオイルに鉄粉などのゴミが混ざってきます。オイルフィルターはそれらを取り除く役割を果たしています。

家庭のエアコンなどのフィルターと同じようなものと考えて頂ければわかりやすいかと思います。オイルフィルターを交換しないと、フィルターが目詰まりしてしまいろ過機能が低下していきます。

そうすると、エンジンオイルに混ざったゴミなどを取り除けなくなるので、エンジン本体に悪影響が及ぶ事になります。オイルフィルターの交換の目安は、基本的に「エンジンオイルの交換2回に1回」が一般的な目安です。

一様、走行距離や期間の目安はありますが、オイルフィルター単体で交換すると言う事はあまりありません。大体は、オイル交換の時に同時に交換します。ですので、1回目のオイル交換でフィルターを交換しなかった場合は、次回のオイル交換でフィルターを交換するとう目安で交換するのが一般的です。

車にあまり乗らなくてもエンジンオイルは劣化する?

「普段あまり車に乗らないからエンジンオイルも頻繁に交換しなくてもいいでは?」と思っている方もいるかと思います。ですが、いくら普段車にあまり乗らないといってもエンジンオイルは自然に劣化していきます。いくら走行距離が少ないからといって長期間オイル交換をしないのは、車に良くありません。

使用頻度などにもよりますが、最低でも一年に1回はオイル交換した方がいいでしょう。寧ろ、普段短時間しか乗らないと言う方、例えばエンジンが温まっていないのに、エンジンをかけたり止めたりを繰り返すなどの運転をしている方が、余計にエンジンオイルの劣化は早まる傾向にあります。

エンジンオイル交換の交換費用の目安は?

オイル交換にかかる費用はいくらぐらいなのか?オイル交換の費用はお店によって違いますし、使うオイルの種類・数量によって違いがあるので、一概にいくらと言えません。オイルの量はエンジンの排気量によって変わってきます。大体の目安として、軽自動車だと「2. 5ℓ~3ℓ(エレメントなし)」
普通自動車だと、「3ℓ~5ℓ(エレメントなし)」ほどです。

料金も使用するエンジンオイルによって違いはありますが、目安として、大体「3,000円~5,000円(エレメントなし)」ほどです。そこに、オイルフィルターを交換すると、プラス1,500円~3,000円ほどになります。

まとめ

エンジンオイルの交換はとても重要なメンテナンスの1つです。オイル交換を怠ったがために、車の寿命を縮める事になりかねません。エンジンが壊れてしまっては、どうしようもできません。しかも、その修理には高額な修理代がかかります。

オイル交換をしなかったが為に無駄な修理代を払うようならば、普段から定期的にオイル交換を実施している方が、全体で考えればお得な場合がほとんどです。オイル交換自体は、それほど高くはないので普段からしっかりと実施する事を強くオススメします!