査定・売却

事故車でも高額で取引される車はあるか?

一般的に修復歴のある「事故車」の場合にはキレイに修復されていても、下取り買取価格は非常に安く、不人気車に至っては価格が出ないゼロ査定も十分あり得ます。しかし、人気車種でも特殊性が高い車、絶版車・旧車の中での人気車、ディーゼルエンジン車は修復歴の有無に関わらず高値で取引されている車種もあります。

普通の車は、軽微な修復も安くなる

現在市販されている普通の車の場合は、軽微な修復歴でも価値は大きく低下し、修復歴に該当しない、ボンネットやドアのみの修理でも減点されるなど厳しい査定になります。例えば、ホンダフィットで5年前の2012年式走行距離5万キロ台の条件で買取価格を比較してみると修復歴無は40万円前後、修復歴有は20万円前後で価値は半分です。

ランドクルーザーシリーズは高値で取引される~国内編

トヨタランドクルーザーシリーズは耐久性が高く、修復歴があっても高値で取引されています。特に1ナンバーになるディーゼル車の人気が高く、20年前のランドクルーザー80シリーズは走行距離が15万キロ前後の車でも90万円前後の買取り価格で、30年前のランドクルーザー60シリーズは同じく走行距離が15万キロ前後の車でも150万円前後の買取り価格もあり得ます。なお、これらの価格は全て修復歴有の車の価格だから驚きです。

ラダーフレームと呼ばれる強固なフレームを持つランドクルーザーシリーズは多少の修復歴があっても走りに大きな影響がないことが考えられます。また、修復歴の有無よりも外装のキレイさや、リフトアップ&ドレスアップなどで価格が左右されるのが特徴です。修復歴は無いがサビだらけよりも、修復歴有のピカピカの車の方が中古車価格が高い傾向にあります。

左右
参考 ランクル80 左 http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/LAND_CRUISER_80/index.html
参考 ランクル60 右 http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/LAND_CRUISER_60/index.html



ランドクルーザーシリーズはガソリン車も一定の人気があります。東京都内や大阪府内などディーゼル車規制のある地域では使用できないため、ガソリン車が選ばれます。

ランドクルーザーシリーズは高値で取引される~海外編

日本で売れない車のみが海外に行くと言う意味だけではなく、初めから海外に輸出する目的で買い取る業者もあります。年式の古いランドクルーザーは、東南アジアなど開発途上国に輸出されます。耐久性の高いディーゼルエンジンと構造が単純なマニュアルトランスミッションが重宝されます。

年式の新しいランドクルーザーは耐久性と高級感を併せ持つため、アラブ首長国連邦などアラブ諸国に輸出される傾向にあります。アラブ地域に限らずランドクルーザーは、北米、東南アジア、アフリカなど各国に輸出され、新車も含めておよそ180か国で愛されています。

ハイエースも価格が下がらない

トヨタのワンボックスタイプの商用車ハイエースの比較的新しいモデル200系と呼ばれるタイプは人気が高く、修復歴があっても価格は大きく下がりません。日本国内でも需要も多くなっています。ハイエースなどの商用タイプの車は、新車で購入し外装がボロボロになったり故障し修理不能になった場合などを除きなかなか手放しません。程度の良い中古車がなかなか流通しないため中古車価格は高くなります。

100系と呼ばれるタイプは生産終了から13年経過しています。国内では人気が薄くなり、買取価格も1ケタ万円のハイエースも多数あります。しかし、海外での需要が高く特にハイエースは故障しにくく、長年使えるとのことで非常に人気があります。輸出専門買取店に買取をお願いすれば高価買取が期待できます。20年前後経過し走行距離も20万キロ前後、外装はキズヘコミ多数、それでもディーゼルエンジン搭載車なら20万円前後の買取りもあります。海外輸出の場合は修復歴、事故歴よりもエンジンやミッションが正常であれば十分高価買取が期待できます。

絶版車・旧車は修復歴があっても高い?

ハコスカ
ハコスカスカイライン 出典:http://www2.nissan.co.jp/SKYLINE/HISTORY/car_3rd.html

生産が終了して40年以上経過しても人気の車種はあります。例えばスカイライン。1963年から販売された「ひつじの皮を着た狼とよばれた」S54ノーマルのS57シリーズ、1968年登場の「ハコスカ」の名で有名なC10、1972年に登場したケンとメリーのスカイラインで「ケンメリ」の愛称で親しまれたC110、これらは全て部品供給は終了しパーツは汎用品を使うか、部品取車としてもう一台用意し維持するか、など維持も困難となっています。

絶版車・旧車の場合は、修復歴が無いなら無い方が当然良いのですが、修復歴があってもオリジナルのパーツがキレイに残っていたり外装がキレイにレストアされている場合には価格が非常に高くなっています。

GT-Rグレードは、めったにお目にかかることはなく、GT-R仕様が多く、それでもケンメリGT-Xの修復歴有でも500万円前後の相場で、かなり希少となっています。

スカイラインブランドのみならず、いすゞ117クーペやベレット、マツダコスモスポーツ、ホンダS800、三菱ギャランGTOなども同様の傾向にあります。

最終的には買取店競合と事故車買取専門店に相談

通常の下取りや買取で思うような金額が出ないのが事故車。それでも、海外輸出需要や部品取、再販など可能性はありますので、一括買取査定で買取店同士競合してみましょう。

買取店に持ち込んだ場合には、足元を見られ高価買取は期待できないことを抑えておくことが大切です。インターネットを使っての一括買取査定申込みなら自動的に買取店競合になります。買取店同士競合になれば高い金額を提示しないと買い取れないため高価買取が期待できます。

下記サイトにアクセスし申し込むことにより、ラビット、カーセブン、カーチス、ビッグモーターなど大手買取店から連絡が入り買取店同士の競合がスタートします。

アニメキャラなどがペイントされた「痛車」は売れない?

痛車とは、車体にアニメ、ゲームのキャラクターやロゴが印刷されたステッカーやシートを貼り付けた車のことをいいます。

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出典 https://pics.prcm.jp/pib1304354103/6911250/jpeg/6911250.jpeg
三菱ランサーエボリューションⅩ けいおん!痛車

痛車の一般的な査定の場合

痛車でベース車の基準価格が残っている比較的新しい車の場合には大幅に減点される可能性があります。減点される点数は、その車そのものの価値が高ければ高いほど大きくなるのが一般的です。年数が経過している車なら、買取価格が0になるリスクもありますが、その分、痛車だからという理由での減点は少なく感じます。

フロントガラス(上部の運転に支障のない概ね20%部分を除く)、運転席助手席ガラスに施工されている車、公道を走れない未登録の改造車、ナンバーが付いていてもタイヤのはみだし、車高不足など保安基準に違反する違法改造車の場合には、買取は出来ませんので注意が必要です。

プロ施工で人気キャラなら欲しい人はいる!

買取価格はその車が再販しやすいかどうかによっても決まってきますので、人気の痛車なら買取りは十分可能です。人気のキャラがプリントされ、かつ、業者による完成度の高い施工車なら十分買取可能です。

現在人気が集まっているのは、
・アイドルマスターミリオンライブ
・アイドルマスターシンデレラガールズ

痛車天国2017 inお台場で注目された車のキャラクターの一部で多かったのがアイドルマスターシリーズです。まだまだ人気を引っ張れそうなのがラブライブ。現在施工車で多いのはミューズメンバー、これからはアクアメンバーで施工すれば注目されます。過去にラブライブの痛車をトヨタがハイブリッドカーアクアの中古車ベースで抽選販売した経緯もあります。一時期ほどではなくなってますが、初音ミク、けいおん!もまだまだ健在です。

今、人気のキャラでも手放すのは、数年先の場合、手放す時にブームが終わっていたら買取価格は期待できなくなります。痛車のほとんどがこのケースになります。痛車に施工した場合には乗り潰す覚悟で乗ることも大切な考え方です。



ウインドウフィルム施工車の査定例

ボディのフィルムではありませんが、リヤサイドやリヤガラスにウインドウフィルムが貼られてある車があります。遮光性に優れ良いのですが、査定の際にプラスにはなりません。キレイに貼ってある場合は±0で気泡やシワがある場合、フィルムを剥がして糊が残っている場合には1台10点の減点が一般的です。10点とは1万円相当です。ガラスの箇所が複数個所でも減点数は同じで加算されることはキズが無い限りありません。

ガラスにも痛車ステッカーを貼っている場合にはそのままにするか、一部ならキレイには剥がすことをおススメし、広範囲ならそのまま売却する方が望ましいです。剥がす際にガラスに傷が付いたら更に大きな減点になります。

全て剥がして現状回復した場合

全て剥がして元の車に戻した場合の査定額は高くなることはありません。逆に剥がす際のキズやステッカー、フィルムによる塗装の劣化で減点される可能性が高くなります。また、ペイント車の場合は再塗装の費用もかかりますし、再塗装による減点もあります。

いずれにしても、痛車はそのままの状態で買取査定、売却することが無駄な手間が省けます。

専門店に相談してみる 専門店はあるの?

痛車のステッカー製造販売店はありますが、ステッカー施工、中古車販売、中古車買取など幅広く行っている販売店は少なく、埼玉県にあるJ.I.O CREATE(くりえいと)が唯一全て行っている販売店。中古車販売や買取はもちろん普通の車がメインですが、ドレスアップ系も専門で行っていますので関東エリアのユーザーなら相談してみると良いでしょう。

J.I.O CREATE  店舗URL http://www.jio-c.com/info.php

最終的には買取店競合

一般的な下取りでも買取店に持ち込んでみても思うような買取価格が出ない場合には買取店同士競合してみましょう。

買取店に持ち込んだ場合には、足元を見られ高価買取は期待できないことを抑えておくことが大切です。買取店同士競合になれば高い金額を提示しないと買い取れないため高価買取が期待できます。

楽天オート https://auto.rakuten.co.jp/kaitori/
ナビくる  https://www.navikuru.jp/
車査定比較.COM https://www.kurumasateihikaku.com/?ID=yaaav09580

一例ですが、上記のような一括査定サイトがあります。必要事項を入力し送信するとすぐに電話がかかってきます。メールも来ます。本気で手放したい時では無い場合には戸惑ってしまいます。買取店一括査定を申し込む際には、本気で手放したいときの最終手段としてご利用ください。

買取業者は必ず「車を見せてください」と言います。当然、現車を見ないと査定出来ません。つまり、年式、走行距離、車種を伝えるだけでは価格は出せないのです。おおよその価格と言っても誤解を招いたりトラブルの元になるので教えてくれないのが一般的です。現車を確認し初めて買取価格が提示されます。

個人オークションは危険

特定のユーザーのみにしか受け入れられない痛車はなかなか中古車市場で買い手が見つかりません。しかし、欲しい人にとって見れば世界に1台しかない貴重な車のため手に入れたい。その欲しい人を探すためにネットオークションで出品する方法もあります。

しかし、ネットオークションで出品するにはリスクが伴い、自動車の売買に精通した者同士でないとトラブルになります。

・落札金額が高額で落札者の支払いがスムーズに行われないトラブル
・陸送手配する際にお互いにわからない場合にはトラブル
・名義変更(移転登録)がお互いにわからず必要書類もわからずトラブル
・しっかり手続き完了後に車の不調やステッカーの剥がれなどのトラブル

上記のようなトラブルが予想され、かなりのリスクが伴います。コンディションに自信があり整備歴もバッチリな車で、車の手続きに精通している場合のみチャレンジすることをおススメします。