交通事故

事故を起こした!現場で取るべき手順は?

誰もが起こしたくて起こすわけではない事故。しかし、いつ自分が事故を起こしてしまうか、事故に巻き込まれてしまうかわかりません。事故発生時には誰でも焦り慌てて、まず何をしたらよいのかパニックになります。そのような事態でも、すぐに冷静になり以下の手順を思い出していただければ、スムーズに事故処理が進みます。

負傷者救護が最優先

事故により、自分が負傷し動けない状況を除き、自分の安全が確保されたなら、相手のケガの状況を確認することが大切です。心肺停止状態にある最悪の場合は心臓マッサージを行い、近くに人がいる場合には救急車の手配をお願いし、誰もいない場合には速やかに救急車の手配を行います。心臓マッサージは救急隊が到着するまで続けます。お互いに命に係わる状況でなくても負傷した場合には、救急車を手配しましょう。ただし、明らかに救急車が不要な程度のケガの場合は呼ぶ必要はありません。早急に二次災害防止に努めることが大切です。

二次災害を防止しよう

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画像出典 http://www.mitsui-direct.co.jp/response/flow/01/
ケガの状態が明らかになり、救急車の手配など済みましたら、その場にある自分のクルクマまたは相手のクルマが動く状態なら路肩など安全な位置に移動し、動かない状態なら発煙筒や三角停止板を後方に置いて、追突などの二次災害を防止することが大切です。

高速道路においては必ず全員、ガードレールの外に避難し待機が鉄則。事故車両の前方ではなく後方に避難することも大切。万一追突されクルマが跳ね飛ばされても飛ばされるのは前方のためです。高速道路では事故で命は助かっているが、その後、不用意に外に飛び出して後続車にはねられ死亡するケースや、車内に留まり追突されて死亡するケースが少なくありません。

一般道においては、お互いのケガの状況が軽い場合には、後続車の誘導を行うことで、追突事故や、さらなる新たな事故を未然に防ぐことができます。なお、誘導が危険な場合もありますのでその場の状況に合わせて自分の身を守ることを最優先に行動することが大切です。



警察への連絡を忘れずに

事故の大きさに関わらず、すぐに警察に連絡します。物を壊した場合は物損事故扱い、ケガ人がいる場合には人身事故扱いの届け出が必要になります。現在地の場所や、お互いのケガの状況、救急車の手配が済んでいることなど伝える必要があります。現在地がわからない場合には、高速道路や一般国道なら近くにキロポストがありますので、そのキロ数を伝えると場所がわかります。また、近くの電柱にも地名が書いてある場合があります。
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キロポスト E-NEXCOより
出典 http://www.driveplaza.com/safetydrive/mamechishiki/005.html

「軽微な事故だから」とその場で、相手と勝手に話合い解決してしまうと、あとで「あれ?首が痛い」となった場合には相手の所在が明らかな場合でも保険金が支払われません。保険金の支払いには必ず、警察からの事故証明が必要です。

相手の確認を正しく行うことが大切

事故の際に相手の名前や住所を確認することは必須です。しかし、焦るあまりにお互いに紙に書いて手渡してしまう場合がありますが、これは危険です。相手が不利な立場の場合には虚偽の記載をする可能性があります。お互いに運転免許証を交換し、記載事項を写すことが大切です。また、車両の確認は車検証と合わせて確認し、免許証の氏名と車検証の使用者が同一または、家族など整合性かとれているか確認が大切です。盗難車等の危険を確認できます。電話番号確認は、教えられた番号に一度発信し、こちらの電話番号を伝えてもらうか、伝えた番号に発信してもらうことで電話番号が本物と確認できます。

自動車保険会社への連絡は事故受付ダイヤルへ

自分の加入している自動車保険会社への連絡も行いましょう。自動車保険の保険証書が無くても、携帯用のドライバーズカードのように事故受付ダイヤル等が記載されたカードが各保険会社にあります。ダイレクト系保険会社では必ず、保険証書を印刷して車検証ケースなどに入れておくことが大切です。保険証書やドライバーズカード等が無くても、加入の保険会社がわかれば、スマートフォンで検索し連絡しましょう。個人のデータと車検証のデータを照合させ加入状況が明らかになります。

ドライブレコーダーがあれば一目瞭然

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ユピテルドライブレコーダー画像
出典 https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st6000d/

ドライブレコーダーは近年、バスやタクシーなどの事業用の自動車のみでなく、一般車にも普及が進んでいます。インターネットやカーショップで5,000円以下から販売され、吸盤でフロンドガラスに取り付けて、シガー電源から電源を取り、簡単に取り付けが可能な手軽さがあります。価格は性能に比例し高価なドライブレコーダーもあります。
 
ドライブレコーダー設置により、事故の際の原因究明が素早くに行われることです。お互いに青信号を主張した場合でも信号の色はしっかり記録されています。一時停止の状態もわかります。当て逃げの場合にも、相手の車の映像やナンバーが記録されていることにより犯人を見つけやすくなります。保険会社で事故の過失割合を算出する際にドライブレコーダーの映像は役立ちます。保険会社の手間が省けることにより保険会社のメリットも大きくなります。

上記写真のように記録ボタンでSDカードに保存可能ですが、衝撃を感知すると自動で保存する機能がドライブレコーダーに備わるケースが多くなっています。ドライブレコーダーの映像を提供することにより、事故処理がスムーズに進みます。

事故率の高い車はあるか

スポーツタイプの事故率は高い

スポーツタイプの車は事故率が高いと言われています。スポーツタイプの車はパワーがあるため速度が出やすく運転する楽しみを味わいたいことから、若年層ユーザーに支持されます。運転経験が未熟なユーザーも多く事故を起こしやすい傾向にあります。自動車保険の車両保険でもスポーツタイプの車の料率は高くなっています。また、21歳未満の契約者の自動車保険料も高く設定されています。

しかし、近年は若者の車離れ傾向にあり「車は要らない」「軽自動車で十分」と考える若いユーザーが増えてきています。現在スポーツタイプの車を求めているのは、かつて若い頃に車を楽しんだ40代から50代のユーザーです。トヨタ86やホンダCR-Zなどはご年配のユーザーが運転しているのを見かける方が多くなっています。

中古車市場では現在は販売終了した車も多く販売されています。スポーツタイプの車の事故車率を紹介します。中古車情報ネットに掲載されている車種を検索し修復有車数÷総台数×100でおおそよの率を算出しています。日々変動しますのであくまでも参考です。ここからスポーツタイプの事故車率が高いことが分かります。
silvia
日産シルビア(販売終了)52%
出典 http://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/SILVIA/1507209/index.html

mr2
トヨタMR-2(販売終了)37%
出典 http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/MR2/1002266/index.html

levin
トヨタカローラレビン(販売終了)48%
出典 http://autoc-one.jp/catalog/toyota/corolla_levin/photo/

rx7
マツダRX7(販売終了)38%
出典 http://autoc-one.jp/catalog/mazda/enfini_rx-7/

日産シルビアとトヨタカローラレビンを見ても事故車率は約50%です。日産スカイラインが18%、ホンダシビックが24%、三菱ランサーエボリューションシリーズが21%の数字と比較しても高いことがわかります。のちほど紹介しますがセダンタイプのトヨタカムリは5%です。

日産シルビア(写真S13型)は当時5ナンバーサイズのFR車でターボモデルや四輪操舵(4WS)のスーパーハイキャスモデルもあり大人気でした。リヤにマルチリンクサスペンションを採用するなど日産が力を入れたモデル。価格は当時220万円前後でローレルやトヨタマーク2といったアッパーミドルセダンと同価格帯と比較的高めでした。特にS13後期のSRエンジン搭載車は修復歴の有無関係なし欲しいユーザーは現在も少なくありません。

トヨタカローラレビンはS13シルビアと同年代ではFF化されましたが低価格のため人気。写真のAE110型は当時140万円前後から販売されており現在の軽自動車並みの価格で気軽にスポーツタイプの車に乗ることができました。スポーツタイプの1.6Lスポーツツインカム搭載のBZ-Gでも新車価格は200万円以下でした。

高級スポーツタイプの車の事故車率は低くトヨタソアラは17%、日産フェアレディZは10%です。ご年配のユーザーが大切に乗る傾向にある車が多いのも理由のひとつです。



ターボ付き車は事故率高い

ターボ付きの車は速度が出やすく事故率が高くなる傾向にあります。スバルインプレッサの場合ターボ無しの事故車率15%に対してターボ付き(WRX)は25%、日産スカイラインの場合全体で18%に対しターボ付は32%と大幅に上昇します。

ミニバンの事故率も侮れない

ミニバン人気の現在はミニバンの台数が多い分、ミニバンでの事故も増加しています。トヨタノア、ヴォクシー、ホンダステップワゴン、オデッセイは各車種14%の事故車率です。トヨタエスティマも13%とほぼ同率ですが、日産セレナは9%で事故車率が低くなっています。セレナはファミリー層からご年配のユーザーからの支持が高く荒い運転をされた車が他の車種に比べ少ない傾向にあります。
serena
先代C26前期型セレナ
出典 http://autoc-one.jp/catalog/nissan/serena/82970/#tab

セダンタイプは事故率低い

軽自動車やミニバンに人気が集まり、セダン離れと言われるほどセダンが支持されにくい現代では良質なセダンが増えています。セダンタイプの事故車率は軒並み低くなっています。トヨタカムリ、カローラアクシオが共に5%、プレミオが6%、日産シルフィは2%、ハイブリッドのトヨタプリウスは9%です。しかし、人気のトヨタクラウンは高く、ロイヤルシリーズで13%、アスリートシリーズで12%、トヨタセルシオは13%で人気車種は事故車率も高くなっています。

軽自動車の事故率も見てみよう 背の高い軽自動車は事故率高い

軽自動車は税金面でお得なため幅広いユーザー層に人気です。軽自動車には背の高いワゴンタイプの軽自動車や背の低い乗用タイプの軽自動車などボディタイプも様々です。背の高い軽自動車は背の低い軽自動車に比べて事故車率が高くなっています。
※対象は現在のボディ規格になった平成10年以降の軽自動車
wagonr
背の高い軽自動車
スズキワゴンR 12% 
ダイハツムーヴ 10%
ダイハツタント 10%
三菱ekワゴン 11%

写真 先代ワゴンR
出典 http://autoc-one.jp/catalog/suzuki/wagon_r/grade/#mc8506

mira
背の低い軽自動車
スズキアルト 6%
ダイハツミライース 4%

写真 先代ミライース
出典 http://autoc-one.jp/catalog/daihatsu/mira_e-s/grade/#mc7896

背の低いタイプの軽自動車は一桁台の事故車率です。主に、社用車で使われたり、ご年配の女性ユーザーからの支持が高い傾向にあります。車自体の動力性能も高くないため、大きな事故を起こすことは少ない反面、ちょっとしたこすりキズは多いのが特徴です。キズが多くても事故車にはならないのもポイントです。

背の高いタイプのワゴンRやムーヴ、タントなどは普通車からダウンサイジングで乗るユーザーや若いユーザーから高い支持を受け販売台数も多くなっています。台数が多く、事故率も高くなりますがミニバンほどの高さではありません。

色にも事故律は関係する!?

事故を起こしにくいボディカラーはシルバーと言われています。また、パールカラーを含むホワイトも事故を起こしにくいカラーです。メタリックカラーはキラキラ光る塗装成分があり、夜でも目立ちやすいのです。特にシルバーは目立ちやすいためです。

事故を起こしやすいボディカラーはブルーやダークグリーンと言われています。同じ距離に置かれていても、色によって近くにあるように見える明るい色を進出色、遠くにあるように見える暗い色を後退色といいます。ブルーやダークリーンのボディカラー後退色に該当し、ホワイトやレッドなどの進出色のボディカラーに比べて近いのに遠くに見えるので事故に巻き込まれる可能性が高くなります。ブラックは高級車に多く、より慎重に運転される車が多いため後退色の代表とも言われる色ですがそれ程高くありません。

下の図は全く同じカタチですが、レッドは中央部分のが飛び出して見える傾向にあり、ブルーは逆に引っ込んで見える傾向にあります。
color
出典 株式会社ノイエ

http://www.noiedesign.com/contents/color/1978.html

赤や黄色は進出色で目立つため事故に巻き込まれる可能性は低い傾向にあります。しかし、赤や黄色はスポーツタイプの車に多いため事故に巻き込まれる可能性よりも起こす可能性は高くなります。
impreza
出典 goo-net カタログ
インプレッサWRX STI スペックC 16インチタイヤ仕様車

http://www.goo-net.com/catalog/SUBARU/IMPREZA/10034661/index.html

ここまでの内容に当てはめると写真のスバルインプレッサはスポーツタイプのターボ車で色はブルー。事故に巻き込まれやすく起こす可能性も高いとされる車になります。しかし、中古車におけるインプレッサターボ車ブルー色の事故車の割合は約24%で同車種ターボ車全体の事故車の割合が約25%でほぼ同じです。あくまでも一般心理からの可能性であることも含め気を付けて運転することが最も大切です。